2012年07月20日

愛するとは

ふと昨日思ったこと。

「愛する、とは、つまり、大切にする、ということである」

ということ。

愛する、と言うと、なんだか少しボンヤリして、抽象的で分かりにくかったりする。
実際それってどういうこと?
みたいな。

しかし、愛するというのは、要するに、「たいせつにする」ということと、
ほとんどイコールだと思うと、とても分かりやすい。
そして、しっくりくる。

例えば、「自分を愛してくださいね」と言われても、ハテ、どうすればいいのやら具体的なイメージが浮かばない。
しかし、「自分のことを大切にする」と考えると、
例えば、
暴飲暴食をしないように気をつけるとか(=自分の体を大切にする)
お風呂上がりに時間をかけてお気に入りのアロマオイルでマッサージをするとか、
自分が心から欲しい物を、自分に買ってあげるとか(何の言い訳もせずに〜!!)
寝すぎても、二度寝しても、自分を責めないとか、
色々浮かぶ。(なんだか私の生活が垣間見える感じな例ばかりですが(汗))

周囲の人や、モノ、環境などにも言えると思う。
「愛する」を「たいせつにする」と置き換えると、なんだか分かりやすい。

そこまで考えてみて、思い出したこと。

昔、渡辺和子先生という、シスターの先生の本に書いてあった話。
そもそも、「LOVE(愛)」という単語は、キリスト教の宣教師の方が布教で日本に来るまでは、
日本に無かったらしい。
それで、宣教師の方たちは、「Love」を日本人に説明するのに考えて、「ご大切」と訳して説明していたそうです。

それを思い出して余計に納得。
日本語が母国語の日本人の私には、「たいせつにする」がすごくしっくり心に染みる。

ということで、改めて、これからますます、自分のことも、周囲のことも、できる限り、「たいせつ」に、
毎日を過ごして行きたいと思います。

(余談;渡辺和子先生の本が最近本屋さんで売れている本No1になっていてちょっと驚きました。
確かにとっても素晴らしい先生ですが、昔っからたくさんの本を書かれているのになぜ今?!
やはり、時代が求めているのでしょうか。
でも素晴らしいことだと思います。ちなみに、カミーノ歩いただの、渡辺和子先生だのというと、すごくクリスチャンぽいですが、私はクリスチャンではありません・・・。最近神道のよさをしみじみ感じ・・・どの宗教も同じようにリスペクトしているスタンスです。)
posted by 3Way at 00:25| Comment(1) | ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月07日

豊かな生活

先日、とてもおいしい焼き鳥屋さんに行った。
焼き鳥は好物のひとつなので、結構色々なお店に行くのだけれど、
その店は、もしかしたら今までの中で一番おいしかった店、と言っていいかもしれない。

肉も野菜も、生でも出せるような新鮮な素材を、
ていねいにじっくり、時間をかけて焼く。
一回いっかい、網の下の土台(?)の焦げをこそげ落とす。
使い込まれたヘラのような道具で、ズリ、ズリとこそげ落とす。
きれいになったところで、新しい網を置き、
これまた使い込まれた、でもよく手入れされたハケで
油を(良質な油を)網にゆっくりと塗る。

そしてじんわりと、時間をかけて焼く。

そうして出された焼き鳥たちは、「ん?」と、一瞬会話を止めて
手元の焼き鳥を確認してしまうほど、おいしかった。

「こんなにシンプルな食べ物なのに、こんなに違うものなのか」
と思うとともに、
「シンプルだからこそ、違いが歴然とするのかも」と思い直してみたりして。

その後、
一緒に行った友人が、私の好みに合わせて焙煎してくれた珈琲豆をくれたのだけど、
それがまた、美味しかった。

私はいつも、近所の珈琲やさんに好きな豆を注文し、欲しい量だけ焙煎してもらっている。
だから比較的美味しい珈琲を飲んでいると思うのだけど、友人の豆は何かが少し違った。

そもそも、豆の膨らみがきめ細かく、美しい。
味も、透明感があるのにコクも深みもあり、薫りもいい。でも酸味とか苦みは強くなく、とてもバランスがいい。

そのことを伝えると友人は
「コクがあるのが好きって言ってたから、深煎り、でも深すぎないようにして、『美味しくなあれ、美味しくなあれ』って思いながら焙煎したからね」と言っていた。

先の焼き鳥屋さんもそうだけれど、
結局、ていねいにつくられた物というのは、
たとえそのプロセスを見ていなくても伝わるのだな、と思った。
なぜなら、そこには「大切に扱われている」「ていねいにつくられた」ものだけがもつ、独特の空気があるから。

そしてそういうものは、粗末にはできなくて、やっぱり、ていねいに接してしまう。

市場価値が高いとか、たくさんとかではなく、
ほんとうに気に入った、ていねいにつくられた物を、必要なだけ。
それを、大切に扱う。

私にとって豊かな生活とは、そういうことだ。
と、珈琲を飲みながらしみじみ思った。

rose.jpg
posted by 3Way at 14:38| Comment(2) | ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月29日

「もっとも大切なことは自分自身にうそをつかないということ」

いま、とても小説を読みたい時期です。

告白すると、実は私はあまり小説を読んだことがありません。
自分でもそのことに気づいたのは本当にごく最近で、
それまで私はあらゆる本を一緒くたにして、「自分は本をたくさん読むほうだ」と思っていました。
(実際、毎月の本代が2万円以上、という時期もしばらくありましたし)

しかし、ふとしたことから、「自分が読んでいたのは情報だった。物語としての本は、ほとんど読んでいなかった」と気づいてしまいました。(そしてちょっとびっくりしました)

別にそれはそれで良いのですが、(というか、そもそもこういうたぐいのことは、良いとか悪いとか言うことではないのですけれど)なんにせよ、

いまの私は、
のどが渇いていることに気づいてしまった人が、そのときから突然強く水を欲するように、
小説を欲しているのです。

と、いうことをまったく知らない友人が突然、
『カラマーゾフの兄弟』の新訳版は非常におすすめである、と教えてくれたので
読んでみようと思っています。

The-Brothers-Karamazov.jpg

“もっとも大切なことは 自分自身にうそをつかないということです。
自分にうそをつき、そのうそに耳を傾ける人は、
自分自身や、周囲の人の中から真実を見分けることができなくなるでしょう。
それはやがて、自分に対しても他人に対しても尊敬の念を失うことになるのです。
そして、尊敬の念を持てなくなった人は、愛することをやめてしまうのです。”
『The BrothersKaramazov』(訳:3Wayフクモト)
posted by 3Way at 15:50| Comment(4) | ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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