2012年02月29日

「もっとも大切なことは自分自身にうそをつかないということ」

いま、とても小説を読みたい時期です。

告白すると、実は私はあまり小説を読んだことがありません。
自分でもそのことに気づいたのは本当にごく最近で、
それまで私はあらゆる本を一緒くたにして、「自分は本をたくさん読むほうだ」と思っていました。
(実際、毎月の本代が2万円以上、という時期もしばらくありましたし)

しかし、ふとしたことから、「自分が読んでいたのは情報だった。物語としての本は、ほとんど読んでいなかった」と気づいてしまいました。(そしてちょっとびっくりしました)

別にそれはそれで良いのですが、(というか、そもそもこういうたぐいのことは、良いとか悪いとか言うことではないのですけれど)なんにせよ、

いまの私は、
のどが渇いていることに気づいてしまった人が、そのときから突然強く水を欲するように、
小説を欲しているのです。

と、いうことをまったく知らない友人が突然、
『カラマーゾフの兄弟』の新訳版は非常におすすめである、と教えてくれたので
読んでみようと思っています。

The-Brothers-Karamazov.jpg

“もっとも大切なことは 自分自身にうそをつかないということです。
自分にうそをつき、そのうそに耳を傾ける人は、
自分自身や、周囲の人の中から真実を見分けることができなくなるでしょう。
それはやがて、自分に対しても他人に対しても尊敬の念を失うことになるのです。
そして、尊敬の念を持てなくなった人は、愛することをやめてしまうのです。”
『The BrothersKaramazov』(訳:3Wayフクモト)
posted by 3Way at 15:50| Comment(4) | ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月25日

好きなひと

最近しみじみ思うことがある。
それは、「私は物語を感じるひとが好き」ということ。

男でも、女でも。

でも・・・
そもそも『物語を感じる』というのはどういうことなんだろう?

生活臭さを感じないということなのだろうか。だとしたら、お互いをよく知る古くからの知り合いより、まだ知らないことの多い新しく知り合った人の方が『物語を感じる』ということになる。

「いや、それは違うな。そう言うことではないんだな」色々な人の顔を思い浮かべてみて思った。

なぜなら私の中で「物語を感じる」筆頭のひとりは、何回も寝泊まりを一緒にし、語り合い、よーく知っている大学時代の友人だから。
彼女の実家にも何回か行ったことがあるし、彼女の家に泊まりに行ったことも何回もある。一緒に別の友人の家に泊まって雑魚寝して朝まで飲んで語ったこともある(まだ若くて二日酔いとは無縁だった学生時代に)。

そんなに古い、よく知る友人なのに、彼女を見ると、思い浮かべると、私はフランスの小説を読んでいるような気分になる。

一体なぜなんだろう?彼女のどこに、物語を感じるのだろう?

ちなみに、本人にそのことを伝えても、「そんなことを言うのはフクモトだけだ」と照れながら言うのだろうな、ということは分かる。
(なぜならこの間うちにきて料理を作ってくれた時、「ホントに料理上手だよね」といったら、「そんなこと言うのはフクモトだけだよ。醤油とか入れる時にスプーン使うからそういう風に見えるんじゃないの?」と照れくさそうによく分からないことを言っていた。)

それからもう一人、私の中であっとう的に『物語を感じる』ひとがいる。その人も、ある意味学生時代の友達。

この2人の共通点を考えてみて思い当たるのは、2人ともアーティストだ、ということ。(そしてビール好き、ということ。)
もっとも、2人とも世の中的には事務職的な”ふつうの“仕事をしているのだけれど、つまり、“アーティスト”を生業としているわけではないのだけれど、でも2人ともオフの時間で作品をつくったり、表現活動をしている。
私に言わせればそれは立派なアーティストだ。(アーティストだ、作家だ、といっても実は商人、という人も世の中にはたくさん存在する。別に商人が悪いということではなく、感性がどこにあるのか、という話)

多分、私は彼らの目を通して見える世界、感性を通して感じる世界が好きなのだろう。
そんな風に、自分独自のフィルターを通して世界を見ている人というのは、何とも言えない素敵な雰囲気がある。

偶然にも、3月にはその2人と「久々に遊ぼうではないか」という話になっているので、とても楽しみ。(2人同士は友人ではないので別々の日に、だけれど。)

(そう言えば、何年か前の夏、昼間からビールを飲んで、井の頭公園のスワンに乗ったな、と思い出した。「ここは男女だと分かれるから女子同士でしか乗れないし」とか言いつつ。やっていることはオヤジだから、やっぱり『物語を感じる』ことと、生活感は関係ないな。)

久々のブログなのに、よく分からない書き込みだけど。
まあいいでしょう。
posted by 3Way at 01:20| Comment(5) | ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。